くまログ

このブログは私が気になった音楽や書きたいことについて好きに考察を書くブログです。

僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46について思うこと 不協和音と平手友梨奈について

私は「不協和音」が嫌いである。

はじめに

はじめまして、くまです。
先日「僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46」という欅坂46ドキュメンタリー映画を見てきました。
このようなアイドルのドキュメンタリー映画を見てるところから察していただけると思いますが、私は欅坂46のファンです。
いや、ファンだったというべきでしょうか…。
この映画を見た上で改めてファンで居られるのか?と思うと疑問に感じることが増えたのでここに書き記します。

不協和音という曲についての第一印象

はじめに言ったように、私は欅坂46の代表曲である「不協和音」という曲があまり好きではありませんでした。
世間では代表曲としてとても評価されているものの…
2017年のリリース当時から違和感を感じる楽曲だったのを覚えています。
それが今回の映画を見てしっくりきましたのでいくつか理由を紹介したいと思います。

①曲の作る世界観が異様である


最初の理由は曲の世界観です。
歌詞を読めばわかりますが、この曲の世界観はデビュー曲の「サイレントマジョリティー」の系譜を踏んだ、大人への反逆をテーマにした曲です。

それ自体は嫌ではないし、サイレントマジョリティーにおいては
”大人たちに支配されるな 君らしく生きていく自由があるんだ”
と歌うその姿はかっこよさと同時に強いメッセージを孕んだ楽曲として私としても評価は高い評価をしていました。

ですが、同じカテゴリの「不協和音」を受け入れがたいのはこのサイレントマジョリティーにおける曲の世界観を必要以上に誇張しすぎている。
と感じたのが大きいです。

サイレントマジョリティーのテーマが大人への反逆、アイデンティティの確立。であるとするなら、不協和音においては同調圧力と仲間の裏切りへの抵抗。支配からの脱却、それに対して戦うことを辞さない。
と言った、ある種の戦争状態のような世界観の曲になってます。

当たり前ですが、現代の日本において集団との調和を求められることは多いです。
ですが、イジメ問題などはあるにしても…
後ろから突然仲間に銃撃されたり、殴られたりなんてのはまぁほぼありません。強いて言うなら陰口を言われるくらいです。
(余談ですが、不協和音のカップリングであるエキセントリックは個人的にはとても評価しています。
エキセントリックは不協和音よりもだいぶマイルドな世界観でリアリティを感じます…)

しかし不協和音ではサイレントマジョリティーにあった自分を貫く姿勢をより誇張するためにか、仲間の裏切りや力でねじ伏せられる。といったかなり誇張した表現が使われます。
最初に聞いた時に曲の雰囲気とともにこの歌詞の世界観にも違和感を覚えてしまいました。

平手友梨奈の表現力

不協和音のパフォーマンスにおいて、センターの平手友梨奈の表現力というのは欠かせないものだと思っています。
映画においてもそれは顕著に現れていました。
不協和音のMVの撮影中一言も話さず目を合わせないその姿に、その他メンバーが声をかけづらくなった。というのは納得でしょう。

平手友梨奈という人物は憑依型でパフォーマンスを行う人間だとわたしは思っています。
憑依型というのは、
曲や作品の世界観における登場人物(もしくはそのイメージ像)を自分に投影し、一種の自己催眠のような状態にでパフォーマンスをすることを指してます。

これはサイレントマジョリティの時代からその傾向はあり、
「笑わないアイドル」などとニュース番組で呼ばれることもありました。

最初にで話したように不協和音の世界観では、単に孤独な人物が主人公というわけではなく。
仲間と呼べる人物はいるものの、いつ裏切ってくるかもわからない。
同調しないと攻撃されるかもしれない。
といった世界の中で、支配しようと思うなら倒してみろ。
というかなり強い意志をもった人物像が主人公です。

映画の中でメンバーも言ってますが、この曲をやるととてもエネルギーを消費するそうです。
ダンスパフォーマンスの肉体的な疲れはもちろんあると思いますが、
とくに憑依しがちな平手友梨奈においては常人では理解に苦しむほど精神的なストレスが発生する曲だったのでしょう。

その影響か、この曲のパフォーマンスを行うたびに体調不良などを起こしてたり。
2017年の紅白歌合戦などで倒れたことなどは記憶に新しいと思います。

③世界には愛しかない、二人セゾンの世界観について


これは理由とは少々違いますが、サイレントマジョリティーと不協和音の間にリリースされた「世界には愛しかない」と「二人セゾン」という楽曲についても触れておきます。

2ndシングルの世界には愛しかないはそのタイトルの通り、世界には愛しかないと信じている。と声高らかに歌う曲です。
サイレントマジョリティーや不協和音とは真逆のこれもまたある意味異様な楽曲と言えます。
(しかし、そういう愛しかないと信じている。というアイデンティティについてはこの曲でも歌ってます。)

3rdシングルの二人セゾンにおいては変わりゆく季節とその変化の尊さを
僕と君との出会いと別れを用いて描いたというこれも秀逸な作品です。
世界は変化に富んでいて、その一瞬の煌きは儚くて切なく、美しいものである。
といった内容のこの曲もこれもまた不協和音との世界観とは真逆の世界です。

この2つの共通点はどちらも愛や恋といった一般的なアイドルの歌う曲の世界観に近いことです。
そして平手友梨奈さんはこの曲においても(年齢を考えると)圧倒的表現力でその世界観を作り出していました。

ここで特筆したいのは平手友梨奈さんはこのような真逆の楽曲においてもその世界観を表現できていたことです。
(いろんな主人公を表現できるのでそのため憑依型と呼んでいる節はあります。)

そのため決してサイレントマジョリティや不協和音などの、孤独に周囲の圧力と戦い続ける姿しか演じられないわけではないのです。

壊れていく平手友梨奈

冒頭の映画において、不協和音以降の楽曲はどれも不協和音の世界観を引き継いだものが多くなっていきました。
不協和音ほどではないにしても8thシングルの「黒い羊」なども同様の世界観と言えるでしょう。
「全部僕のせいだ 僕だけがいなくなればいいんだ」
と言ってしまうような周囲と歯車が合わせられない自分への葛藤を描いた曲です。

平手友梨奈さんはこの曲においても素晴らしいパフォーマンスをしてくれましたが…
やはりこういう曲をやり続けることでどんどん平手友梨奈さんの精神は蝕まれていったようです。

このような曲をやり続ける姿に対して映画ではかなりエグい姿をそのまま描写をしています。
例として錯乱して過呼吸になった平手さんをそのままステージまで大人二人がかりで運んでいく。といった内容です。
見る人によってはかなり気分的にえぐられるようなその姿に私としても見てるのがしんどかったです。

平手友梨奈さんの脱退

2020年初め、欅坂46の公式サイトにおいて平手友梨奈さんの脱退が発表されました。
当時は話題になりましたが、この映画の内容を見てから思うとある種当たり前の選択だったんだと思います。
むしろ、上記のような状態のままかなり長いこと在籍していたんだな。と思いました。

やはりこれは欅坂というチームとして、平手さんの代わりになれる人がいないまま、平手さんに依存しきる体制になってしまったのがやはり大きいのでしょう。

欅坂46というグループのいびつさ

上記でも触れたように、平手さんに依存しきる体制はかなり長いこと続いていたようです。
これは映画の中でその他メンバーも自らを平手のバックダンサーといってしまうくらいのものでした。

ここにおいて気になる点は沢山あるのですが、個人的にはサイレントマジョリティーの世界観と実際の欅メンバーの噛み合わなさが特に気になります。

それは何かというと
サイレントマジョリティーでは自分たちのアイデンティティをうたっているのにもかかわらず、実際の欅メンバーは平手以外自分のアイデンティティを失っているような印象を受けることです。
悪く言うと自分の意見はあまりなく、同調して平手さんの表現力やカリスマ性といったものに依存しきっていたことです。
(もちろんそう感じてないメンバーも少なからずいたとは思いますが…)

その依存体質がグループ内で蔓延していたと思うと、自分の意志を持て。と歌っているアーティストとしては矛盾にも似た気持ち悪さを感じるようになりました。

不協和音が嫌いな理由

最大の理由は先程述べたメンバーの意志薄弱な姿と曲の世界観の矛盾です。

それはきっとリリース当時から私が感じてた違和感としてやはり現れていたのでしょう。
この映画を見た上で不協和音に思う感想は
平手と欅を崩壊に導いていった曲。
意志薄弱なメンバーが強い意志を歌ういびつな曲。

といったものになりました。

メンバーへのネガティブなイメージも多かれ少なかれ抱いてしまった身として、改めて欅坂のファンですか?と言われると、自身を持ってイエスとは言えなくなりました。

もちろんそれは誰が悪いわけではないのですが・・・
やはり世界には愛しかないや二人セゾンの世界観を残したまま運営していってほしかったなと今は思います。

今は妹分であった旧けやき坂である日向坂46のファンに移り変わってしまいました。
欅坂の改名後がどうなるかわかりませんが…
引き続き日向坂ファンとして遠くから新生欅坂を見守っていきたいと思います。

 

乃木坂46「シンクロニシティ」共鳴する愛とは…?

 

シンクロニシティ(英語:synchronicity)とは、ユングが提唱した概念で「意味のある偶然の一致」を指し、日本語では「共時性」「同時性」「同時発生」と訳される。

https://greedtalwind.hatenablog.com/entry/%E2%96%A0

 

こんにちは。

欅坂のアニバーサリーライブでまさかの披露をされた

乃木坂46シンクロニシティについて取り上げさせていただきたいと思います。

 

https://www.youtube.com/watch?v=f0wbnQw89J0

 

シンクロニシティとは?

まずはじめに…「シンクロニシティ」という聞き慣れない単語…

コレは一体何なのでしょう?

 とりあえず、Wikipediaを調べてみましょう。

 

シンクロニシティ(英語:synchronicity)とは、ユングが提唱した概念で「意味のある偶然の一致」を指し、日本語では「共時性」「同時性」「同時発生」と訳される。

 

心理学者のユング氏が提唱した概念で

虫の知らせのような、意味のある偶然の一致のことを指す。

と言ったように書いてあります。

 

じゃあ乃木坂46シンクロニシティも、虫の知らせを伝えるような歌なのでしょうか…?

この気持ちがわかるはずだシンクロニシティ

そこで気になるのが最初のサビの始まるときのフレーズ

この気持がわかるはずだシンクロニシティ

遠くの幸せ願うシンクロニシティ

上記の2つです。

 

先程のWikipediaに書いてあった虫の知らせ…

とはちょっと違ったニュアンスを感じますね。

 

歌詞を最初から読んでみると…

この曲の主人公は何か悲しいことがあったようです。

そして、悲しいことがあると僕(彼)は一人で夜の街に繰り出すようです。

 

そして雑踏の中、横断歩道でたまたま隣り合わせた人に

「事情は知らなくてもいい、少しだけこの痛みを感じてくれ」

と言い出します。

 

しかし…彼はその悲しみを言葉にして他人に突然声をかけるわけじゃないようです。

 

勝手に共鳴する悲しみ

そして一番のサビに入るわけですが…

きっと誰だって誰だってあるだろう

ふいに気づいたら泣いてること

理由なんて何も思い当たらず

涙が溢れる

 

と、突然自分事の悲しみの話から外れ

誰にでも理由もなく泣くことがあるだろう?

と問いかけます。

 

それはそばにいるそばにいる誰かのせい

言葉をかわしていなくても

心が勝手に共鳴するんだ

愛を分け合って

 

 

そして、その理由はそばにいる誰かのせい。

 

言葉をかわしていなくても

心が、勝手に、共鳴するといいます。

 

 

これだけ見ると…

そんな何も言わなくても伝わることなんてある?とちょっと疑問を抱きます。

 

シンクロニシティの起きる理由

そもそも…

ユング先生のいう意味のある偶然の一致。虫の知らせのようなもの。

であるとしたシンクロニシティとはどういう原理なのでしょう?

 

そこに触れると、心の基本の知識が必要になります。

 

まず大前提として、心には顕在意識と深層意識という世界があります。

 そして更に深層意識にも2種類あると

ユングは提唱したのです。

 

その深層意識の更に深い層では

人類が共通で持つ共通の意識、コモンセンスのようなものがある。

と説いたそうです。

 

これを平たく言うと

人間同士は心の奥底、深層意識の一番深い世界で万人と繋がっている。

ある種のネットワークのようなものが形成されている。とも言えるのでしょう。

 

これが歌詞で言う心が勝手に共鳴する。

 

という現象につながるのでしょう。

 

この理屈をベースに考えると…

続きの歌詞の意味もわかってきます。

 

遠くの幸せ願うシンクロニシティ

2番では共鳴する心ではなく

遠くの幸せ願うことがシンクロニシティだと歌います。

 

さらにその先には

ずっとお互いにお互いに思いやれば

いつしか心は一つになる

 

とまで歌います。

 彼は

横断歩道で隣り合わせた他人同士でもそれは起きる。と考えているんですね。 

さらに、悲しいことがあっても一緒に誰かに泣いてもらうことで乗り越えられる。

と考えていることがわかります。

76億分の1

Cパートに入ると

抱え込んだ憂鬱とか胸の痛みも

76億分の1になった気がする

 

76億という数字…

お察しの方も居ると思いますが世界の全人口の総数ですね。

 

他人同士とも思いやればいつしか心は一つになる

そのことで自分の悲しみは76億分の1にまで減った。ような気がする。

とまで言うわけです…。

結局…何が言いたい歌なの?

他人の痛みを感じること

遠くの幸せを願う、祈ること

それはすなわち「愛」で時間や空間を超えて届くもの、共鳴するもの。

 

 

今までの歌詞をまとめるとそんな意味合いになるのでしょう。

なんとも哲学的ですが…

最後には

 

泣いてる人のために僕もどこかで

何も気づかずそっと涙が流したい

 

といいます。

 乃木坂としてはこういうメッセージを常に発信していきたい。

と言った一つの「愛」について歌った歌なのでしょう。

 

 欅坂46がコレを歌う意味

欅坂46がライブでこの曲を披露したことには大きな意味があると思っています。

 

欅坂の歌では

愛なんて縁を切るはみ出してしまおう 

 と歌う歌もありますが…

同時に

世界には愛しかない

愛を拒否しないで

個々にあるのは愛の避雷針

と愛について歌った歌も案外多いのです。

 

上記に取り上げた

世界には愛しかないと二人セゾンは欅坂の世界観からするとややそぐわない印象を受ける歌なのですが…

 

黒い羊という最新シングルのMVでは

様々な理由で傷ついたメンバーを平手友梨奈さんが抱きしめに行く。

という映像になっています。

 

シンクロニシティが愛について歌った歌として。

悲しみを分け合うことを、抱きしめるという行動で映像化するということは。

欅坂の中で言うシンクロニシティと黒い羊は対になったポジションの歌になるのかも。

そんな解釈も可能なのだろうと思います。

 

 

稚拙な文になりましたが・・・

お読みいただきありがとうございます。

 

backnumber「HAPPY BIRTHDAY」片想いに戻る清水依与吏さん

こんにちは。グリードです。

 

実は先日、3月2日が私の誕生日で。

イムリーだったので2月27日に発売されたbacknumberの新曲「HAPPY BIRTHDAY」の記事でも書いてみようかなと思いました。

 

 

 


back number -「HAPPY BIRTHDAY」Music Video (TBS系 火曜ドラマ「初めて恋をした日に読む話」主題歌)

 

再び片想いに戻るbacknumber

全国のbacknumberファンの皆様。おめでとうございます!

19thシングル「オールドファッション」で幸せの絶頂みたいな歌を歌ってたbacknumberが再び片想いに戻りました。

やっぱ清水さんは片想いとか失恋してないとそれっぽくないよね。

と思って何だか安心しました。笑

 

今回も不吉なタイトル

さて、今回の曲にはなんだかbacknumber的にはとても不吉な「HAPPY」と言う単語が入っています。

 

聞いてみると案の定コレも片想いの歌なので…

backnumberが曲のタイトルに「幸せ」とか「HAPPY」とかポジティブな単語入れたら大体辛い歌だと思っていい法則ができつつありますね。

 

Aメロの緻密な描写

この曲は

"いつの間にやら日付は変わって なんで年って取るんだろう"

という最初のフレーズで始まります。

 

この人はちょうど誕生日を迎えたようです。その後に続く

"もう背は伸びないくせに"

で成長期を終えてるのはわかります。

畳み掛けるように

"着信の音で飛び起きたけど損したな 君かと思ったのに"

 

ここまででAメロですが…

ここでだけでこの歌の主人公の心情とシチュエーションを描写してリスナーを引き込むのとてもうまいな。って思います。

 

こういう感覚、誕生日間近になると同じようなことを思ったことがある人も多いのかなと思います。

ちょいちょい入ってくるパワーワード

"何かの手違いで 好きなってくれないかな"

"君にも教えてあげたいけど 教わるのは僕だろう"

 

こういうサビ以外のところに入ってるパワーワードってbacknumberっぽいよね。

とよく思います。

何かの手違いで好きになってくれないかな。

とか一度くらいは皆さんも思ったことがあるのでしょうか?

 

君にも教えてあげたいけど 結局教わるのは僕だろう。

みたいな表現って

瞬き、オールドファッション

みたいな比較的最近の曲にもよくありますね。

 

他人の心を覗いたような絶妙な表現

"ああそうか そうだよな"

って話し言葉とか思考をそのまま口に出したような言い回しも、もうお手の物って感じですよね。

歌詞にあえてそれを使うことによってリスナーを引き込む効果があるのだろうか。なんて思ってしまいます。

 

片想い中の自分を客観的に見てる俺。

良いよ そんなの自分でわかってるよ 

みたいな歌詞がクリスマスソングにもありましたね。

 

清水依与吏さんの作詞は定期的にメタ発言を入れることでリスナーをニヤリとさせるのうまいと思います。

個人的に好きな乃木坂、AKBの作詞をする秋元康さんも同じような手法をよく使う気がします。

いつも以上に耳あたりの良い小林武史サウンド

前回のオールドファッションがaikoさんのプロデュースで有名な島田昌典さんだったのですが…今回は再び小林武史さんに戻りましたね。

 

90年代のミスチルのようなストリングスが厚めのサウンド

聞いた瞬間に

「あぁ・・・小林武史だ。」

と思うくらい特徴的です。

 

backnumberでいうと 

 

ヒロイン

クリスマスソング

ハッピーエンド

瞬き

 

辺りが好きな人には特にウケが良さそうでしょうか。

個人的には島田サウンド好きなのでオールドファッションっぽい編曲とても好きです。

 

最後に

安心と信頼のbacknumber

って感じの一曲ですね。

 

 

パッと聞いたときに耳あたりが良く

(誕生日くらいあの人に祝ってほしいなぁ…)

って一人で考えてるようなシチュエーションは誰にでも覚えがあるのではないでしょうか?

 

ある意味backnumberらしさの集大成みたいな曲なので…

「ファンではないけどドラマは見て気に入りました!」

って人には一度ハッピーエンドや幸せと言った似たジャンルの曲とかも聞いていただきたいと思います…。

 

ありがとうございました。

 

人は必要な時に必要な人と会う

こんにちは、グリードです。

 

全然関係ないことなのですが。

プライベートでちょっと面白いことがあったのでブログにしちゃいます。

興味のある人だけどうぞ。

 

 

 

奇跡の再会

で…何があったのかと言うと。

 

3年前の冬。

酷い別れ方をした元カレに3年ぶりに再会しました。

 

 

同じ職場の階違い。

帰りのエレベータホールで偶然。

転職して半年経って知ることになんて。

 

 

もう見た瞬間に頭の中が凍りついて。

現実を現実として受け入れられませんでした(笑)

 

 

本人なのか、ここは夢のなかなのか。

疑ったまま駅まで様子を見てましたが。

 

 

意を決して声を掛けると案の定本人で。

互いに気まずさと戸惑いは隠せないものの、勢いでご飯に行き。

3年ぶりに近況報告をしていました。

 

3年も経つと変わるところと変わらないところが出てくるもので。

懐かしさと戸惑いと嬉しさが入り混じった。

正しく奇跡の再会でした。

 

 

"人は必要な時に必要な人と会う"

 

私の一番好きなアイドルだった橋本奈々未さんが最後のラジオで残したセリフです。

 

私もこの考え方にはすごく共感していて。

すべての出逢いにも別れにも意味はあったと思っているタイプです。

 

 

なのでその彼との別れも3年経った今では大切な別れと思っていました。

そして3年越しの再会。

まるでドラマみたいな話ですが…現実は小説よりも奇なりというやつでしょうか。

 

きっとこの出会いにも意味があるのだろう。

人は必要な時に必要な人と出会うのだから。

 

と思っています。

 

最後に

 

雑多な記事になってしまいましたが、興奮のままに書きました。

 

いやぁ・・・奇跡ってほんとに起きるんですね。

死ぬほど会いたかった人に3年越しに会うとかね。

多分、私以外の皆さんにも、こんな偶然や奇跡なんて起こるのではないでしょうか?と思います。

せっかくのクリスマスシーズン。素敵な奇跡が皆さんに起こると良いなってちょっと思っています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

back number 「オールドファッション」について思うこと

こんにちは、グリードです。

 

先日、2018年11月21日

back numberさんからオールドファッションというニューシングルが発売されました。

おめでとうございます!

 

back numberのファンを公言している私ですが、発売前日まで知らなかったです・・・(恥ずかしい)

 

大恋愛というドラマの主題歌に使われているということで。

早速聞いてみたところ、

個人的にいいなと思うポイントがいくつかあったのでまとめようと思います。

 

参考リンク


back number -「オールドファッション」Music Video (TBS系 金曜ドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と」主題歌)

 

 

はじめに

back numberさんって、毎度面白いタイトルつけますよね、わたがしとか。

わたがしの例があったからドーナツの方のオールドファッションの方なのか。

Old fashionの方なのか、聞く前は疑問でした。

 

音楽的にはミディアムテンポのバラードで聴きやすいな、と言うのが第一印象。

 

変ニ長調(♭5)だからギターで弾きにくそうな曲ですが、ラストニ長調(♯2)に転調するのが王道ですが、とても心地良い曲ですね。

 

back numberで変ニ長調といえば「僕の名前を」というシングルがありましたが、あちらは転調がなかったな。と思い出しました。

 

この2曲、ミディアムテンポで聞きやすいのも似てるのですが、歌詞やテーマにも共通点があると感じました。

オールドファッションと僕の名前をの共通点

2曲の共通点とは

back numberにしては珍しくパートナーと相思相愛で結ばれている歌というところです。

 

僕の名前をでは

何度冷たくしても僕の名前を読んでくれた君。

大したものはあげられない僕だけど、僕はもう君のものだよ。

って感じでしたけど。

 

オールドファッションは

悲しいくらい僕に足りないものは君が全部持っていた。

だから僕には君が必要で、君には僕が必要なんだ。

 

幸せな曲なのは共通してますが、前者は謙虚さを感じます。

後者の方は”君は僕が必要なんだ”と言い切ってしまうあたり

back numberにしては自信気で、珍しい言い回しだな思っています。

 

個人的には依与吏さんの歌詞は自信なさげで情けない男心が持ち味だと思っていました。

 

この曲のテーマとは…?

それを踏まえるとこの曲のテーマってなんなんだろう?と思います。

 

そこで1番から歌詞を一つ一つ読み解いてみることにしました。

 

1番では

君がいかに素敵な人で、僕に足りないものを全部持ってる人であること。

君と胸の細胞ごと取り替えてほしい。

とまで言うくらいにくらい、君へのあこがれに近いものを感じます。

 

さらに2番では

落ち込んでいるのを隠している僕。

そんなときに限って君は気を使って優しくしてくれる。

僕の不甲斐なさを感じると同時に、君の洞察力の凄さを感じ。

僕は君になりたいとまで歌っています。

 

ドーナツ買ってきてよ

そしてラストのサビ前に

 

”僕と見た街は夜空は

どう映っていたんだろう

君は後悔していないかな”

 

と、せっかく結ばれているであろうに、僕はそんな不安を口にします。

でもそこで

 

”ねぇちょっと

そんなのどうだっていいの

ドーナツ買ってきてよって

君なら ああ そう言うだろうな”

 

と僕は思うわけですね。

ここがこの曲のミソだと持っていて、ここには2つの意味があると思ってます。

 

1つ目は

君の

”ねぇちょっとそんなのどうだっていいのドーナツ買ってきてよ”

って言い回しです。

僕の不安を蹴散らすように言うこのフレーズ。

君は僕のそんな不安に対して

「そんな当たり前のこといまさら確認するまでもないでしょう?どうでもいいからドーナツでも買ってきてよ」

ってニュアンスで答えるわけですね。君の強さと優しさを感じます。

 

これは依与吏さんずるい

 

そして2つ目は

君ならそう言うだろう。

って予想できてる僕自身です。

君の発言を先読みできるくらい、君のことをとても良く理解している僕。

 

そこまで理解している僕であるからこそ

先程の自信気な言い回しにつながると思っています。

 

相思相愛以上の関係

日本語で相思相愛というと、互いに想い合っていることを指します。

この曲での君と僕はそれ以上の関係に達しているのでは?と個人的には感じています。

 

互いに相性補完をしあっていて、かつ深く理解しあって、受け入れられてる関係。

心理学とかでたまに出てくる”相互依存”の状態がコレに当たるのではないかと思っています。

 

好きって気持ちだけじゃなく、情けない部分も含めて受け入れられているような状態ですね。

素敵です。

 

依与吏さんの結婚

今までのback numberの歌で

ここまで強い愛情に包まれている関係がの曲は多分初めてです。

 

なぜこんな歌詞が今になって?と思い調べてみたところ。

作詞作曲の清水依与吏さん結婚なさってたんですね・・・おめでとうございます。

 

数々の失恋ソングを作り上げてきた依与吏さんですが・・・

結婚したこのタイミングでこの曲が生まれたのならある意味納得がいきました。

彼もまた幸せに満ちているのでしょう(笑)

 

最後に

結局、ドーナツの方のオールドファッションでしたね。

彼女が好きなんでしょうか。

 

あえてオールドファッションってタイトルにすることで、そんな日常的な風景をイメージさせられるのはすごいな。と思います。

 

サウンド的にも歌詞的にも幸せに包まれた歌です。

個人的にはなかなかおすすめです。

よかったら買って聞いてあげてください。

 

オールドファッション(通常盤)

オールドファッション(通常盤)

 

 

 

オールドファッション

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